「人魚姫の唄は哀しく…」
12月の新作ラッシュ第三弾。
最近、休み時間はほとんどがシナリオ製作に励んでます。
とりあえず、全て稼動できるレベルには仕上がってるんで…ゲストの名前が幾つか問題だったりしますが(汗
アクトトレーラー
「お客さん、人魚姫の物語を知ってますか?
そう、災厄以前の昔話のことです。
人魚のお姫様が、人間の男に恋する御伽噺。
実は、あの話には、一つの本当の事と、三つの嘘があるって言ったら、お客さんは信じます?
まず、人魚姫が脚を得る代償に声を奪われたってのは、嘘なんですよ。
本当はね、彼女の魔力だったんです。ただ、それに声も含まれてただけって話。
そして、彼女がその魔力を取り戻すための条件ってのが、彼女を真に愛する人と巡り合う事だった。
これが、二つ目の嘘です。
三つ目は、彼女の結末。本当は、泡になって消えたりしなかったんですよ。
ここまで話せば、一つの本当の事は言わなくても解るでしょう?」
トーキョーN◎VA The Detonation 「人魚姫の唄は哀しく…」
「そう、ご名答です。
全てを知りたければ、あのボックス席の奥に居る女性に声を掛けてみると良いでしょう…。」
ハンドアウト
以下に各枠の導入の指針を示す。
PC人数は4〜5人を推奨。
人数が多い場合、番号の大きい順に削ること。
PC1:巻き込まれ型
推奨スタイル:なし
PS:人魚姫の物語の真実を知る
シナリオコネ:アリエル(感情)※興味
シナリオPCコネクション:PC2
その夜は寝付けなくてふらりと出かけたのか、気まぐれに見つけたのか、突然の雨に避難場所に選んだのがそこだったのか。
キミは、レトロな感じの漂うバー「ラグーン・フォレスト」に入った。
マスターに不思議な話を聞き、促されるままに女性に声をかけた所までははっきりと覚えている。
だが、その後がどうにも思い出せない。
どうやって自分の部屋に帰った?何故、昨日の女性が自分の部屋の台所に立っている??
PC2:聖母殿異端審問局のエージェント
推奨スタイル:バサラ or マヤカシ
PS:聖母殿秘蔵の書物を奪回する
シナリオコネ:”死霊使い”F・F(理性)※仇敵
シナリオPCコネクション:PC3
キミは聖母殿の異端審問局局長に緊急の呼び出しを受けた。
不死の秘法を求め、聖母殿が秘蔵する書物を盗み出し、それを基に幾多の外道的実験を行った男、F・F。
正に異端であるこの男、過去に幾度も放たれた狩人達の追撃をかわし、その数だけ煮え湯を飲まされ続けてきた相手だ。
今回、N◎VAの地で目撃されたという情報を入手した局長は、キミの手腕を見込み彼の追撃と書物の奪回を命じた。
PC3:探偵屋
推奨スタイル:フェイト等
PS:ローラの依頼を遂行する
シナリオコネ:ローラ(外界)※仕事の依頼人
シナリオPCコネクション:PC4(居ない場合はPC1)
その依頼人は、最初から奇妙だった。
雨の日に訪ねて来たのに、髪や肩はおろか足元にも濡れた様子はなく、家出したという妹の写真も、今では珍しいレトロな平面写真だった。
「余計な詮索はしない」と言う条件と共に提示された報酬は、とても魅力的だった。
ちょっとだけ、好奇心を抑えれば良いだけの仕事。その時はそう考えて仕事を請けた。
そう、「必要な情報」だったら、集めれば良いのだから。
PC4:変わった友人の話し相手
推奨スタイル:トーキー or ニューロ等
PS:アオメちゃんに調査物語を聞かせる
シナリオコネ:”肩乗りヒポグリフ”アオメちゃん(感情)※友人
シナリオPCコネクション:PC5(居ない場合はPC1)
キミには奇妙な友人が居る。ちょっとした縁で知り合った、摩訶不思議な友人だ。
自分を人外の存在だと名乗るソレは、人間の暮らしにとても興味を持っているらしく、時折キミを呼び出しては、最新のニュースや噂話などを催促する。
どんなつまらない事柄でも、真剣そのもの、そして楽しそうに聴く彼の態度に、キミは好意を抱いていた。
ある日、いつもの様に呼び出しを受け、いつもの様に現れた彼は、いつもと違う問いを投げてきた。
「街で見かけたこの娘がどうも気に掛かる。少し調べて欲しい。」
どうやら、今回の彼は、キミの調査物語を所望しているようだった。
PC5:謎の怪事件を追う猟犬
推奨スタイル:イヌ
PS:F・Fに裁きを与える
シナリオコネ:”死霊使い”F・F(外界)※国際指名テロリスト
シナリオPCコネクション:PC1
「死体が動く?そんな馬鹿なことがあるわけないだろ!?」
今日のハウンド本部も大忙し。何処からとも無く、どこかへ怒号が飛んでいる。
企業警察がサジを投げた連続殺人事件や、重犯罪者の始末が山積みだ。
そりゃ死体でも動いて手伝ってくれるなら、諸手で歓迎したい所だぜ。
そんな中で振って沸いたように出てくる国際指名手配中のテロリストの目撃情報。
いつもの様に千早冴子課長に呼び出され、キミが担当に指名された。
ちょっと待て、死体が動くってなんだよ!?
レギュレーション
・推奨達成値環境は、A使用で最大25。情報の最大達成値は21。
・主に情報収集で使用する技能は<ストリート><アストラル><N◎VA>等
・神業で隠蔽された情報が一つある。シナリオ中で提示される事件の解決のため、必須である。
・防御系神業が2つ以上ないと、キャストの中から2名が死亡することとなる。
・FEARから発表されているものならば、装備・特技等に制限は設けない。ただし、ブランチだけは1キャラに1つまでとする。
・《腹心》は、1)《霧散》に準ずる神業とする 2)神業を使用することの出来ないゲストを1体任意に行動させることができる のいづれかから、プレアクトの段階までに選択すること。
ゲスト解説:
・”肩乗りヒポグリフ”アオメちゃん(アヤカシ◎) 年齢:?才 性別:不明
災厄以前より存在している、古いアヤカシ。
人形の外見をしていて、他人の肩の上にのり、絶えず周囲に愛嬌を振り撒いている。
好奇心が強く、特に人の営みに強い興味を示している。ウェット。
・”死霊使い”F・F(マヤカシ◎) 年齢:45歳 性別:男性
永遠の命を求め、外法にまで手を染めた外道。
元聖母殿秘術管理局のメンバーだが、出奔の際に一篇の秘術書を盗み出している。
魔術実験のため、幾多の都市を犠牲にしていることから、国際指名テロリストとしてもマークされている。
・アリエル(マネキン◎) 年齢:19歳 性別:女性
「ラグーン・フォレスト」というレトロスタイルなバーのボックス席の片隅にいつも居る女性。
言葉は喋らないのではなく、何か事情があって喋れないらしい。ウェット。
・ローラ(エキストラ) 年齢:20代後半? 性別:女性
家出してしまった「アリエル」という名前の少女を探している女性。
その立ち振る舞い、姿は洗練されていて、良家のお嬢様を彷彿させる。
だが、その背景に、ただならぬ事情を秘めていそうである。
実はこれ、完全に趣味全開のゲスト布陣になってます(笑)
PC4のコネクションに付いては、コチラを参照→http://f55.aaa.livedoor.jp/~ryuji/koneta/chardb/Aome.html
でも、やりたかったキャラをゲストとして目一杯突っ込んでるんで、シナリオモチベはどのシナリオよりも高かったりします。
2008.05.21 ハンドアウト微修正、PS追記、ゲスト解説を追加