風尾瞬の雑記帳

ほぼ、記録を置いてあるだけの場所

「Even in the Rain」プレイレポ

今日は、或日之鴉さんのお誘いを受けて、新作シナリオの第一回目プレイに参加してまいりました。
丁度、換金し損ねた18切符が余っていたので、使ってやろうと、JR一本で池袋まで行く算段を立てたのですが…
何でこういう日に、マラソン大会なんてやってるかなぁ??*1
そして、なんで住宅街を迂回しながら駅を目指したら、駅目の前で「ふりだしにもどる」発動するかなぁ??*2
おかげで、30分ほど遅刻する羽目になってしまいました。関係者の皆様には、大変ご迷惑をお掛けしました。申し訳ありませんでした。


さて、そんな集合のアクシデントに対しても、笑顔で許してくださった心の広いメンバーの紹介です。

PC1:”笑わない”ルシーダ(PL:ジニア さん) 年齢:20代 性別:女性
スタイル:マネキン:アイドル、カブトワリ◎●、マヤカシ

彼女の知り合いは、口をそろえて言う「昔は、よく笑った、向日葵のような娘だった」と。彼女を変えてしまったのは、新婚旅行中の一つの事件。
最愛の人であった夫を失い、自らも義体生活を余儀なくされた彼女から、事件は笑顔すら奪っていた。感情機能の故障とは言われているが原因不明。
その胸に空いた虚ろな穴を埋めるために、彼女は今日も銃を向ける。…己の死に場所を求めて。


新造かと思いきや、れっきとしたコンバートキャラ。今回は、自らが決して得ることができないであろう娘の姿を、シナリオヒロインに重ね、数々のクリティカルなロールを繰り出していました。
RL或日之鴉さん曰く「シナリオにはまり過ぎていて、原作を知っているのではと恐くなった」とのこと。
後半、死に場所を得た瞬間からの彼女の流れる行動の数々は…ごめんなさい。俺には表現できません(><;

PC2:”赤ずきんちゃんRedCap”クララ・シュッツ(PL:なま さん) 年齢:17歳 性別:女性
スタイル:ミストレス、レッガー◎●、カブトワリ:ガンフーマスター

昔、北米に一人の殺し屋を愛した女が居た。その女は男に振られ、男は異国の地へと渡ってしまった。届かない想いに身を焦がした彼女は、ストリートの中に、彼の血筋に連なる孤児を見つけ、拾い上げる。
そうして、男の姿・男のクセ・男の殺し方・男の… 彼女に拾い上げられた孤児の少女は、もう一人のその男と言っても良い存在になった。が、最後に残った自我で育て上げた女を殺し、N◎VAへと渡った。
北米に、育てた女と自分の人生を狂わすことになった一人の男に、復讐を果たすため、彼女がとったのは、河渡の殺し屋としての立場だった。そして、彼女がその弾丸を向けるべき相手。その男は「魔弾(クーゲル)」と言った。


パーソナリティーズのクーゲルを意識したアウトフィットに身を固めた少女。唯一つ違うのは、彼女がインファイトのみをその殺し方とすること。
赤ずきんちゃんを意識した数々の名台詞と、ルシーダとの掛け合いは、本当に横で見ていて見惚れる程。ムリダァ〜、オイラにあんなカッコイイキャラはできねぇぇぇ!!(笑

PC3:”緑の手グリーン・ハンド”持田 咲耶(PL:フクモリ さん) 年齢:30歳 性別:女性
スタイル:カブト、フェイト:オールドオプ●、クグツ◎

自らが企業の実験体になることと引き換えに、家族の保障を手に入れた。その腕に、「緑の腕」と呼ばれる最新式のサイバーアームを移植されている。
だが、企業にとって小事でしかないことに、心を砕き悩ませる辺り…まだまだ企業の戦士としては、徹し切れていない部分も多い様子。
自らのハンドルに合わせて、髪を緑色に染めている。


ロールアウト当初は新米だった彼女も、気付いて見ればもう既にベテラン…。中の人のリアルとリンクした痛々しいネタが、笑えません。
今回は、そのベテランっぷりを発揮しつつ、若く熱血BOYの後詰めを…なし崩し的に受ける羽目に(汗
彼女のおかげで、存分にキャラを走らせることができたので…。ありがたい限りです。
そして、今回で今年に入ってからレコードシートに「真実」と書くのは5回目とのこと。すげーなぁー。

PC4:”負け忍”渋谷 烈人(PL:俺) 年齢:22歳 性別:男性
スタイル:カブト:ナイト●、カゲ、イヌ◎

SSS対重犯罪特別対策班(7S)に所属する、若き熱血・正義漢。卓越した運動能力を持ち、忍術と特技のワイヤーアクションを得意とする。
…が、先端恐怖症で刃物は使えず、銃の腕も恐ろしく下手。一言で言うと「7Sのお荷物」。最前線に立てない彼は、負傷が多い仲間をフォローし、バックアップすることに自分の居場所を見出そうとしているが…。
なお、ブラックハウンドに憧れていて、手柄を立てれば千早冴子から機動捜査課のスカウトが来るのでは…と信じているが、その日は遠そうである。


第13回大宇宙OFF以来、2度目の出撃。自分の好きなことばっかり詰め込んだだけあって、もう…やりたいことはやり尽くしたデス(満足の笑み)
…やり過ぎた感が残るのは、今後の課題かな。好きなキャラなだけに、やり出すとどうしても止まらないので…。
でも、今回のシナリオの結果で、このキャラの更なるステップアップの兆しが見えた…かなぁ?

RL:或日之鴉 さん
今回がN◎VAのRL2回目にして、初自作シナリオプレイというお話。
そのシナリオの完成度はとても高かったです。
また、機会があればご一緒しましょう!…といいつつ、20日程後に、自分RLで迎撃が確定していますww

以上のメンバーでお送りしました。
今回のメンバー、一歩間違うと、バサラやマヤカシが勢ぞろいという謎仕様になった可能性もあったとの話。
…誰でしょうねぇ〜、そんなに熱心にアストラル系キャストを推したのはぁ〜(遠い目)


今回の見所は、なんと言ってもルシーダとクララのカッコイイ掛け合い。
それぞれ、単体でもカッコイイキャラなのに、二人でパスを出し合いながら、互いを深めていくロールは、横で見ていて正直羨ましかったです。
自分は、横で精一杯の負けロールしてるしか無かったですから(笑


いや、しかし。今年はすでに2回中2回が超・良作に恵まれるという、素晴らしい当たり年。
これから、どんなセッションが待ってるのかと思うと、オイラワクワクしてきたぞ!


後、この場をお借りして謝っておくと…。
ごめんなさい。渋谷君、やり過ぎましたorz。
もう、途中*3から、このキャラを使うのが楽しくて、楽しくて。
「さて、どうやって負けて行こう!」とか、ウキウキしながら考えて、突っ走ってました。
こうやって好き放題突っ走れたのも、暖かく彼(と俺)のことを見守ってくれた皆様…特に、実態の収拾を丸投げした持田@フクモリさんのおかげで御座います。
…いやぁ、ね。自分の中で大好きなキャラ性を集めてブチ込んだので、他キャラとは別ベクトルでモチベーションが管理されてるキャラだったのですが…ここまでとは(汗(反省


セッション終了後は、おなじみのグリルアッキーで無我夢中さんと合流してお食事会。
いろいろなお話ができて、面白かったです。
…やっぱり、他人の歴史ってのは重いなぁ〜。そして、シナリオの裏は面白いww


さて、それではそろそろ恒例のアクトダイジェストへ行きましょう。
今回、本当に名シーンが多くて…再現できない文章の稚拙さを呪う所です。
ネタバレ満載なので、注意してお進み下さいませ。

・白昼堂々と街中でマシンガンを乱射する男《とどめの一撃》。《守護神》突然の銃撃に、反応する間もなかった…が、死んだ夫の思い出の品が、彼女の命を救った。
・降りしきる雨。少女の悲しい慟哭は、冷たい雫にかき消され、流されていく。
レイモンド・バーキソンと共に検問を張れば、飛び込んでくるウサギ。「止まれ!…止まるんじゃねぇぜ…」「そこのキミ、止まりなさーい!」大人しく止まった犯人に安心して手錠を掛ける。不機嫌なレイモンド。
・「SSSに暴力団と関係している人が…」「ドキッ!(←<情報屋>を持ってる人)」そこに飛び込むレイモンドからの通信。「さっきの犯人が釈放された」二人の問答に、何故か間違ったイメージを深める持田。
赤ずきんに御遣いを頼むのは、おばあさんではなく夜の女王。「You pain. I will.」今回の狼は、ご立腹の女王に牙を剥く不届き者らしい。
・ドアの前にうずくまる謎の少女。倒れた少女を抱き止め、家の中へ…。
・起きてみれば騒がしい台所。顔を出してみれば、昨日の少女が卵一つと格闘中。
・喫茶店での作戦会議。持田に指摘されて、重要なことに気付く渋谷。
・出会い様に銃を突きつけ合い、互いの傷を抉りあう二人。…でも、すっごく仲が良さそうだ。「この街には、歪んだ女しか居ないのか」「そうだな」チットやフレアが飛び交う名シーン。
・タレコミの現場に来て見れば、現れるレッガートループ50人!!やっぱり突っ込む渋谷には絶体絶命!?《制裁》そこへ、現れるレイモンド。「ここは7Sで包囲した!」「渋谷、お前はやっぱりサイコーの囮だぜ!」…褒められてるのか、けなされてるのか、解りません。
・誰が黒幕なのか?糸を繰る男を吐かせる《真実》投げナイフを首筋に当てて…。浮かび上がったのは意外な男の名前。
・残り少ないと告げられた時間。その使い方を考えるルシーダ
・「アンタの前に現れた濡れネズミが俺でも、アンタは助けたか?」その答えに満足して去る少女。《ファイト!》「死ぬなよ、Mam!」
・歴戦の”レッガー喰い”に食って掛かる仔犬。当然敵うはずもなく、一牙の元に噛み砕かれる。が、ベテランの目は、そこから重要な情報を拾い出す。
・母の仇を討つ《突然変異:とどめの一撃》「善良な一般市民の手を、血で染めさせるわけにはいかない!」現れる渋谷《難攻不落》。
・「大人しく縄に付け!」《不可知》トループ一斉逮捕。電脳錠で無効化。
・「知ってるか?トマトってのは『狼のリンゴ』って言うんだぜ?」《プリーズ!》《とどめの一撃》。《電脳神》腕をぶつけて銃口を逸らす…が、《とどめの一撃》本命の一撃は、その後に隠されていた。
・眉一つ動かさず、フルオートで鉛弾をばら撒く《とどめの一撃》。その銃弾全てを、投げナイフで弾き落とす持田《難攻不落》その隙に一気に間合いを詰め、額に銃を突きつける。
・「最後まで、お世話になっちゃいますね…」《プリーズ!》《とどめの一撃》。だが、突然ジャムる銃。《守護神》×2「この銃は、そういった使い方には答えてくれないの…」愛しい人の魂が込められた銃。それに刻まれた猟犬の双眸が、静かに、そして優しく見つめる。
・報告を終える渋谷。「…で、犯人はどうした?」「え?」事件を解決しても、怒られる渋谷。きっと明日は明るい…はずだ。
・「お前にはすまないことをした」わざわざ連絡を答えるクララに「へ?」と素っ頓狂な声を上げる渋谷。「今度は、その、わかる範囲なら、教えてやる」赤面のクララに満面の笑顔で答える渋谷。…ってか、クララ可愛いww
・《完全偽装》「今回の事件は、河渡の内部抗争であり、事件に巻き込まれたSSS隊員が一名死亡。それ以外にSSSの関与はありません。」任務終了の報告をし、日常へ戻る持田。
・「こいつの抹殺を頼む」示されたルシーダの写真。向かったルシーダのアパートには、イヌがひしめいていた。《不可触》「Welcom,Welcam,Wolf! It's PartyTime!」
・〜10年後〜孤児院で母親のように暖かかった女性の思い出を子供達に語る女性。「あの人は今、どうしてるのかしら…」 「貴女がこの街へ流れて来て、もう10年ですか…」とある街のバーでの会話。そこには、ルシーダの姿が。

*1:隣の自治体なので、当然そんな情報が周ってくるはずも無く

*2:住宅街を10分程走った後、コースが迂回した道へと曲がっていた。当然、付近にコース説明図など一切無い。

*3:主にオープニングの途中…ってあれ?最初からダヨ(汗