風尾瞬の雑記帳

ほぼ、記録を置いてあるだけの場所

「淑女が奏でるは葬送の謳」 in らららオフ6th

N◎VAオンリーのオフ会としては史上最大級の規模になるでしょう、今回のらららオフ。
入念なスタッフの準備と、参加者も一体となった運営があっての成功だと思います。
そう考えると、随分とマナーの良いメンバーが集まってるんだな、最近のTPRG業界…とか思ってしまう自分が居ます。


そして、そのD卓に集ったメンバー達の顔ぶれも豪華。
どなたも、自分が過去に同卓した経験があり、再びご一緒したいと願っていた方々ばかりです。

PC1:“空気が読める男”堀居 丈(PL:藤崎 純也 さん) 年齢:25歳 性別:男性
スタイル:カブキ、フェイト●、イヌ◎

鋭い知覚力を武器に捜査、警備に活躍する若き猟犬。その知覚力で読めないものは無いと豪語するが空気は読めない。
それを否定するためにこのハンドルを自ら名乗っている。お調子者だが弱きを助け、強きをくじく熱血漢。


正に正義を貫き通す、良い猟犬でした。
ただ、空気の読めないダメキャラではなく、締めるべき所ではキッチリと締める。格好良きキャラクターでした。
バーで、ライバルゲストとのカッコイイ会話のシーンは、とても素晴らしかったです。

PC2:“DancingEye”虎堂 瞬(PL:Karma さん) 年齢:28歳 性別:女性
スタイル:ミストレス、カゼ、トーキー◎●

フリーランスのトーキー。陸海空宙あらゆる手段をもって現場に飛び込んで映像と音声を直接入手してくるそれなりの凄腕だが、本人はひ弱なのでよく窮地に陥る。
乗り物に関しては『運転の仕方なんて操縦桿見ればわかるよ』と嘯くほどのほどで、ある事件では亜軌道シャトルを運転したこともあるらしい。最終目標は宇宙戦艦、というのは酒の上での冗談、らしい。


男性人がダメダメなら、女性人は良く働く!とばかりに、クール&ビューティーな女性人のクール部門担当。
4枠のローザとの絡みを上手く演出しつつ、迷いを持つ彼女を助け、事件を解決へと導いていく。トーキー&ミストレスな姐御でした。

PC3:”ナイトメア・イーター”久場 浩和(PL:俺) 年齢:35歳 性別:男性
スタイル:カリスマ、クグツ◎、マヤカシ:ハーフブラット●

千早重工苦情処理課主任という表の肩書きを持つ、後方処理課のエージェント。本来の所属は第十三班だという噂も…。
表向きは、家庭思いの理想的な父親を演じているが、家族も全て会社で用意されたダミーである。


「ダメダメな男性陣」を加速された一人。情報収集もダメ、中盤の戦闘でも役に立たず、クライマックス戦闘でも…。
そんな結果に終わったのは、マスターウェイトを装備していたから。だけではないようである。多分。

PC4:“影の守り手”ローザ(PL:ロラン さん) 年齢:14歳 性別:女性
スタイル:マネキン◎、マヤカシ=マヤカシ●

ストリートで占いを行う女性。その占いは、天使の声を聞き、未来を見通すと言うもの。
が、トランス状態に入ってしまうため、占った時の記憶は無いらしい。


クール&ビューティーな女性人のビューティー部門担当。
シナリオコネのゲストとの美しい船旅シーンを堪能していました。間違いなく今シナリオのヒロイン。
ゲストの裏の顔を知り、葛藤の後に決意を決め、前へ進んでいく演出と描写は、とても感動的でした。

RL:哉桜 ゆえ さん
既に4回目になるこのセッション。その内数回は今回のような大規模セッションイベントだそうです。
イベント栄えするこのシナリオ。船旅の描写も美麗&丁寧で、用意されていた資料の数々と共に卓に居ながら優雅な船旅気分に浸ることができました。



優雅な船旅で起こる事件。
優雅に船旅を楽しむ描写と、一刻を争う事件を追う描写とが入り混じる、とても美しいシナリオでした。
進行的には、直接コネで繋がっていないPC1、PC3とPC2、PC4がコンビを組んで動くという、少し珍しい展開になりました。
が、しかしまぁ、その構図が酷い。
ダメな男性組み と クール&ビューティーな女性組み。「これだから、男って奴は…」なんて台詞が飛び交ってました。アハハ(乾いた笑い)


それぞれが、決めるべき場所でビシッと決め、RLの秀逸な情景描写が決まり。
自分が参加したセッションの中でも、有数の素晴らしいアクトだったと思います。
…自分自身が原因な極一部を除いて…


それでは、恒例のアクトダイジェストです。
以後、ネタバレ注意のため、気をつけてお進み下さいませ。

・入港する船を眺めながら、最終確認をする二人、陰謀の臭い。笑みを浮かべる女の《タイムリー》
・「暫く休暇取りなさい」拳を握り締める千早冴子。休暇の決まった瞬間、身に覚えのない旅行当選のメール。浮かれて船に乗る”空気の読める男”
・社長室に呼ばれ、告げられる事件の予告。密命を受け、船へと向かう。
・過去に占った相手から送られてきた、豪華客船の招待状(ドレス付き)。お小遣いとお菓子の準備をして当日を待てば、豪華リムジンでお出迎え。エスコートで乗船。
・船の中でリラックス♪休暇満喫中の猟犬。突然冴子からの電話。告げられる、犯行予告。「可及的速やかに処理して下さい。」
・突如九条政次に呼び出され、渡される豪華客船のチケット。それは、豪華客船の取材依頼(片道切符)。乗船後適度に散策し、部屋へ向かうと綺麗に包装された小包が。
・小包を開けると、中には銀の薔薇細工の施された四角い箱、オルゴール。開けると流れる葬送のメロディ。
・部屋を訪ねてきたのは、大きな箱を抱えた少女。箱の中身は小早川からの贈り物。ディナーのお誘いに、箱の中のイブニングドレスを着て答える。薔薇のコサージュは髪留めに。
・着替えて船を散策。下へ降りてみれば、偶然出くわす見知った二人の男。服は褒めるが、中身は誰も褒めない。軽くブルーのお嬢様。
・不穏な発言を繰り返す”空気の読める男”。スタッフを語ったり、爆弾と連呼したり。横で顔をしかめるスーツの男。
・ダメ男二人組みのコンビ。対する女性陣は、クール&ビューティー♪
・豪華ディナー。小早川とローザの掛け合いに、フレアが飛び交う…って、ゲーム違う! が、美しい場面。
・窓辺、夕日色に染まる海。絵になる二人のやりとり。ほのかに紅に染まるコサージュの謎に、誰も気付かない。
・考えをまとめようと夜の甲板へ出る途中。現れる人影。突然襲い掛かる。追いかけてきた男性二人組みに助けられるが、役に立たない眼鏡スーツの男。
・バーで、上品なものごしの女性に話しかける。「お嬢さんフロイラインとは、何処かで会った事がありますか?」カクテルの種類で語られる会話。
・鏡の前で思い悩む。写るのは自分ではなく、天使の姿。天使との会話、アンバランスな心。
・「私の目で見て、心で決めたい」決意の心は固く、真実を見つめていた。その姿を応援する女性《ファイト!》
・交わされる密談。それは、終幕への序章。ラストダンスの幕が上がる。
・爆破炎上する船内。小早川の凶行を止めようと、二人はホールへと駆け込む。問いかける言葉。それは、届かない…。
・天窓から飛び込んでくる男「正義の味方登場!」タイミング、最悪。
・「逮捕します!」の一言で、脳内爆弾のキーワードが作動。《制裁》一斉に倒れる。
・「その程度の言葉では、私は惑わされない」《守護神》
・「邪魔だ」《神の御言葉》叩き込まれる圧倒的な威厳。《プリーズ!》《チャイ》呑まれそうになる幻術使いを正気に戻す。
・《プリーズ!》《神の御言葉》「心惑わされてはいけません」部下の叱咤の声に持ち直す。《神の御言葉》「その術は既に通じない。」言述は幻術使いには通じない。
・《プリーズ!》《チャイ》「ヒーローは少女を助けを拒まない!」少女を襲う凶刃に、割り居る猟犬。
・放り投げられた薔薇のコサージュを受け取り、最後の一撃を繰り出す。自らの贈り物に倒れる男。
・「ダンスは俺の勝ちだ。」約束どおりにと、爆弾の解除方法を聞きだす《真実》。
・死へのカウントダウンは『1』で止められた。薔薇は、散った。
・《完全偽装》「映画の撮影でした」とアナウンス。CMEのイベントだとして、全てを収める。
・無事、任務を終えて家へ帰る。豪華客船に乗っていたことが家族にバレて妻と娘から責められる。家族崩壊の危機。
・テロリストを保安部へ突き出し、優雅な船旅。が、捕らえたはずのテロリストに逃げられてしまう。再会の約束は、淡い色の薔薇のオブジェ。
・「小早川さんには、もとの優しい人に戻って欲しい」《守護神》少女の願いは、届いた。
・取材内容を記事にまとめて、報告する。「まだ少しインパクトが足りないなぁ」それならと、取り出す記事。企業のエグゼクと、ストリートの占い師の少女との恋物語。《暴露》それは、少しだけ、世界を優しく包んだ。

今回のセッションは、とても素晴らしいセッションだったと思います。
それだけに、自分としては、久しぶりに悔いの残るセッションであったと。
このような素晴らしいメンバーに恵まれ、素晴らしいセッションを経験したのに、自分のキャラがしたことは…。うぬぅ。
結局、自らに枷を掛けすぎて、その為に動けなくなってしまい、無理に動こうとしたから的外れな事ばかりしてしまったと言う感じ。
まだまだ、自分が未熟だと言うことですね。精進せねば…。