風尾瞬の雑記帳

ほぼ、記録を置いてあるだけの場所

『吸血鬼症候群』セッションレポ in ぴか中パパ迎撃オフ

RI財団でお馴染み、いわしまん総帥がぴか中パパ。さん迎撃メンバーを募集していため、帰社日の為一日確保していた休日を使用して参加してきました。
…いいじゃん、今の現場入ってから一日休みって無かったんだから!こんな日ぐらいあっても、さ。*1


2卓分集ったメンバーを分配し、その内の一卓となったのがこちらのメンバー。
別の卓には、takaさん、SINさん、Jさん、Be級爆弾さんとこれまた豪華なメンバーがずらりですよ。

PC1:“栄光の手ハンズ・オブ・グローリー”レイク・アンドリュー(PL:ぴか中パパ。 さん) 年齢:26歳 性別:男性
スタイル:タタラ:アドバイザー●、フェイト◎、エグゼク

キャンベラAXYZ出身の私立探偵。現在は探偵長屋に居を構え、富豪探偵として活躍している。
ライフワークである「真実を暴く」を実践する為、人の世や社会に埋もれた秘密や謎を解明する事を目的としている。
既に数百にも上る発明・発見をし、その特許での収入で生活はできてしまうらしい。


STRにも掲載された富豪探偵さんです。今回、ST☆Rでナイトブレイドから依頼を受けて、奇妙な事件の解決に乗り出しました。
噂の*2ぴか中パパ劇場も小劇場版で炸裂。随分パワーを落とし目で活動されていたようですが、その破壊力はかなり高いものでした。

PC2:“クリスタル・シンガー” 琴音=フェンデル(PL:いわしまん さん) 年齢:26歳 性別:女性
スタイル:カブキ◎、マヤカシ=マヤカシ:プロフェット

中央区南東部の外れにある遊園地twiLiteN◎VA本園の受付嬢。旧きケルトの神々の描かれた魔法のタロットカードを操る。
守護神は春の女神ブリジットで、彼女にはと秘幽体の女戦士 “ブリジットの娘ドーター・オブ・ブリジット”フラムウェンがついている。
日系と英国人のハーフで、あまり背が高くなく童顔であることから、実際より年下に見られる。のんびりおっとりでマイペースな性格がそれに拍車を掛けているようだ。


エレガントな女性キャラで参戦するのは、エレガントにして今回のぴか中パパさん迎撃戦の主催、RI財団のいわしまん総帥です。
乙女パワー全開で、唯一アストラル成分なキャラを見事に演じてました。要所要所で登場するケルト神話の神々が書かれたカード達の演出も凄かったです。

PC3:“クラリック”神凪 敬子(PL:DAI さん) 年齢:28歳 性別:女性
スタイル:タタラ:インテリジェンス、イヌ、カタナ

元軍属のハウンド検死官。モデルのような外見で理論整然とした冷たい印象がある。
医療だけでなく、犯罪心理学にも精通しており、通常の捜査員とは違う観点から事件を追いかける。


今回、味方にも敵側にもタタラが沢山居たわけですが。その内の筆頭にして、医者としてのタタラを演じたDAIさんの新造キャラクターです。
今回のシナリオでは、N◎VAでも発症した吸血鬼症候群の解決の手がかりを求めて、専門的に症状を研究している博士を訪ね、ST☆Rへ飛ぶのでした。

PC4:響 恭助(PL:俺) 年齢:25歳 性別:男性
スタイル:カブキ◎、チャクラ●、レッガー

人間の身体を楽器に見立てて演奏をするという、独自の格闘術の使い手。普段はストリートを徘徊し、良い音を奏でられる(=手応えのある)相手を探している。
普段は、両手をポケットに入れ、コートの裾を振り回して遊んでいるが、本気になると両手をポケットから抜き、相手で演奏を始める。


関東圏では初稼動になる、恭クンです。ガラは悪いけど、結構明るいキャラだと思っていたのですが、今回の稼動で結構レッガーとしてしっかりとしたキャラである事が判明。
他のPLの皆様だけでなく、PL自身も戸惑ってました。…どうやら、地元ではギャグ的扱いばかりされていたのが原因だったようです…(遠い目
そして、PLが実は名前を間違えていたという手痛いミスも発覚。…うぅぅぅ…ごめんなさい…。

RL:フクモリ さん
実は、完全自作シナリオで遊ばせてもらうのは初めてだったフクモリさん。
今回のシナリオは、一見アストラル系と見せかけて実は…なシナリオ。
最近、情報の出し方とかで煮詰まってた部分とかあるだけに、参考になりました。ありがとうございます!



アクト開始早々、いきなり始まったのは、ぴか中パパ。さんの小劇場。ST☆Rでカッパの大群を相手に、その知能を煌かせて立ち向かう正義の富豪探偵、大活躍!!
実際この時、カラオケボックスの部屋のディスプレイには「河童のクゥ」の予告が流れていたのですが…知らぬは画面に背を向けていたRLのみ…
このシナリオ、一度遊ぶ機会を得ていながら、諸所の都合で逃してしまい…ようやく遊ぶ事が叶ったシナリオであります。
想定外の出来事にも恵まれていた今回。
PC・ゲストを合わせて4人の個性的タタラが入り乱れ、スタイルをぶつけ合い。まさにタタラSSS!?の様子だったり。
周囲がPC1の富豪探偵とシナリオヒロインをくっつけようと策謀を張り巡らせれば、他のPCに付いていた設定であっさりと、さらに光速でスピンアウトしていったり。
最後にRLの想定外の神業の使用方法で、用意しておいたエンディングが崩壊したり。
ミドルで●●する予定だったゲストがクライマックスまで●●しちゃったもんだから、かなりシンドイ過程を経験してみたり。
…でも、コレらの想定外の事ってTRPGの醍醐味じゃない?…じゃないかなぁ…だよね…だといいなぁ…。
RLを筆頭に、皆さん素敵な方ばかりだったので、大変勉強になりました。
ほら、良いシナリオで遊んで、良いロールを見るってのは立派に勉強だと思うんですよ。うん。


さて、自分を振り返ってみると、今回の自分は酷く悪役っぽかったなぁと。
子供を平気で殴り飛ばしたり、倒れた所を踏みつけた後に蹴り飛ばしたり…。
本当に、もっと悪役しとけばよかった。だって正義の探偵がいるんだもん。(マテ
でもさ、でもさ。周り見て気を遣ったり、譲り合ったりする行動だってしてたんだよ?(当たり前)
そりゃ、ちょっと合流に強引な手段使おうとしたりしたけど…さ(遠い目)
個人的に、やりたい事、やる事の宣言というのはとても重要なんだと考えさせられました。それが上手に出来ていないからこそ、場を混乱させる事になってしまったのも痛い失敗で…。いや、次に活かせばいいんだよね?
ダメな部分があるってことは、それだけ成長する余地があるってこと。改善点が明確なだけ、ラッキーなんだよ、うん。


という次回への決心も出来た所で、恒例のアクトダイジェストです。
以後、ネタバレ注意のため、気をつけてお進み下さいませ。

・カムイST☆Rで、友人からの科学講座を受ける。…チンプンカンプンなんですけど??「ところで、キミにも手伝って欲しいんだ。」<教授>+<社会:テクノロジー>でしっかりと巻き込まれた様子。
・1ヵ月後、久しぶりに友人から連絡が入る。その声には力が無く…。次の日、彼を訪ねてみれば、男性の悲鳴。友人の血溜り立つ女。《天罰》女に襲われ遠のく意識の中、何かが起こった。
・運び込まれた奇妙な患者。その症状は、幾ら輸血しても症状が変わらない貧血*3。この病気を専門で研究しているというタタラを紹介され、ST☆Rへと飛ぶ。
・ぴか中パパ劇場開幕。河童の群れに立ち向かうナイトブレイド。だが、その数は全く減らず。ナイトブレイドが状況の均衡を保てなくなった時、颯爽と現れる正義の探偵。四酸化鉄と石鹸を混ぜることにより化学反応を起こし…発生した気体に河童達が次々と倒れていく。「あれは何だ?」「ホルムアルデヒドですよ。」
・ジャンヌからの依頼。紹介された少女の願い「兄の仇の吸血鬼を探してください」1枚のゴールドを受け取り、探偵は事件を追う。
・カジノに呼ばれ、アレッキーノから「ヤクの売人を潰せ」と依頼を受ける。「ストリートに強い奴が居る」その話だけで十分ワクテカ。差し出された1枚のプラチナムに大きく悩むPL。
・紹介されたタタラを訪ね、ST☆Rへ。「機能運ばれた患者だ」と示されたのは…あれ?見たことある人ですよ?驚きの再会。
・依頼者から詳しい話を聞く探偵。「ところで貴女は犯人を見つけて、どうするつもりですか?」鋭い問いにたじろぐ依頼者。
・吸血鬼を探しに目撃地点へ繰り出すが、完全に肩透かし。ウサ晴らしに適当に全身骨折の怪我人を製造。そのままにするのも悪いかな?と近くの医院へ放り込むことにした。…ヒドイ奴が居るっ!!
・怪我人を運び込んだら、何故か見知った検死官が。「ハウンド辞めたのか?」…全く失礼な奴だ。
・情報交換を手早く行い、医療費+情報料でも払おうかと思ったら転がり出る赤いドラッグ。(以下PL会話)「使ってみたい気はするんだけど…」「じゃぁ、そこで寝てる怪我人の口に放り込んでみる?」「やめなさい!(一同総ツッコミ)」
・第一発見者と合流し、事件現場へ向かう探偵。現場には何も抵抗した痕跡が無く、アストラルな痕跡も無い。…おかしい!
・ススキノ裏通り。赤いフードの男とピエロ姿の少年。その周りには、観客と思われる少年・少女が…。ジャグリングをしていたピエロ少年の手には手榴弾!一斉に銃を取り出す取り巻き達。「最近の子供の遊びってのは、物騒だな。お兄さんが子供らしい遊び方を教えてやろう。」コートの裾をはためかせ、子供達を吹き飛ばすコート姿にドレッドの男。…どっちが悪役だか。
・あっさりと吹き飛ばされた仲間を見て「ヤバイ、ヤバイ。逃げなくちゃ」と去る少年《制裁》。仲間を見捨てて去ろうとする少年を、不可視のワイヤーが止める《制裁》。
・「これで解ったろ?んな遊びは辞めて家に帰って寝てろ。」倒れた少年の腹の上に脚を置き、降伏勧告する男。折れない少年を明後日の方向へ蹴り飛ばし、退場する。…って本当にどっちが悪役か…。
・偶然通りかかった探偵に呼び止められ、情報交換をする。意外なところで売人の情報確定!探偵一行は先に売人の所へ。
・再びススキノ裏通り。クスリを求める人々の中心に立つ、赤いフードの男。そのフードの中には死んだはずの男が…。
・「貴女の真実を見せて下さい。」《真実》ナノマシンを注入し、失っていた記憶にアクセスする。突如女性の目が真紅に光り…隠された本性、吸血鬼が覚醒する。
・「吸血鬼、探したぜ!」医者とアーティスト、参上。どうやらこのアーティスト、律儀に医者を呼びに行ってたらしい。
・驚愕の正体発覚!「まさか!AIにまんまと出し抜かれていたとは!!」何かに気付いたらしい検死官。
・ピエロ2度目の襲撃。そして、強襲のクロマク。「貴方、悪い人だったんですね。」乙女ちっくな怒り。
・「これが私の研究の成果だ。《不可知》<分身>」「えぇぇぇぇーーーー!!!???(PL一同)」
・見えない糸が走り、その場に居る全員を拘束しようとする。が、ピエロが手榴弾の爆風で軌道を逸らそうとする《チャイ》。だが、赤フードの肩の上で逆立ちしたアーティストが、オーバーヘッドキックで叩き落そうとする《チャイ》。それを、身体を捻り、土台を崩す事で失敗させる赤フードの男《難攻不落》。
・放つ不可視の糸が母体の眉間を貫き、脳内の急所を避けてIANUSの記録ブロックを貫く《死の舞踏》。
・《電脳神》「アハハ。ワタシが死ねばこの娘も死ぬのよ。」崩れ落ちる女性。最愛の妹の死を目の前に、大声で慟哭する男が一人。
・「大丈夫です。彼女の周りにはボクのナノマシンを散布しておきました。」過冷却によりAIの目を欺き妹の身体を守った。《タイムリー》
・乙女の血を寄越せと詰め寄る検死官。「キャラ違いますよ?」「いや、ちがいません。」
・《チャイ》「既に私の病気は回復してるんですよ」女神の加護を持つ乙女の身体から、既に病魔は退散していた。
・《不可触》売人の特徴であった赤いフードを被せ、アレッキーノの元へ差し出したのは…「製造者兼売人だ。文句あるか?」
・《タイムリー》乙女の血から造り出した交替が、全ての奇病に苦しむ人を救う。吸血鬼症候群は、ここに消滅した。
・スタイルに拘る余り、スタイルを見失ってしまったと独白する男。乙女は一枚のカードを差し出し、加護と希望を授ける。その絵柄は―春の女神―
・荷物をまとめ、今度こそST☆Rを去る正義の富豪探偵。全てを思い返しての一言。「人間は愚かだ。だからこそ愛しい…」

*1:もちろん、清算関連の為に出社はしていますよ?

*2:といいつつ、この日初めて存在を知った

*3:後でトリックを聞いたら、貧血というよりも、血液欠乏症だなって思った