風尾瞬の雑記帳

ほぼ、記録を置いてあるだけの場所

『Worman From Mars』セッションレポ

RIKI-Oさんのらららオフ7th用のシナリオです。
らららオフで遊ぶ方もいらっしゃるのでそのネタバレを防ぐ為…と思ったら、書き上げて保存しておいたテキストをうっかりロスト。
JGCも過ぎて2度目のレポ書きです(笑

PC1:“崩壊の一手”三嶋 紅(PL:無我夢中 さん) 年齢:24歳 性別:男性
スタイル:フェイト◎、チャクラ●、カタナ

イエローエリアの片隅にある、ちっぽけな探偵事務所。そこの所長兼実働員兼会計兼お茶出し係。
元々は一子相伝の武術を操る暗殺者の家に生まれたが、家業に嫌気が差して出奔。
自分の生き方は自分で選ぶ、として探偵社を設立し、余り儲けはないらしいが、細々と暮している。事務所には、ボディーガードの少女が住み着いてるらしい。


久々に同卓の無我さん。キャストは安定稼動型の三嶋です。
フェイト枠にはお約束となったヒロイン拾い導入から始まり、シナリオ全体の牽引役となっていました。

PC2:”セカンドライフ”ジョニー・サッドマン(PL:hide さん) 年齢:27歳 性別:男性
スタイル:ミストレス、カゼ:クーリエ◎●、アラシ

革ジャン、グラサン、リーゼントをばっちりキメタ夜逃げ屋。行き場を無くした人のセカンドライフをサポートするために東奔西走するナイスガイ
愛車こいびとはCDなハーレータイプの”ルーシー”。だが、CDな見た目とは違い、中身は最新バリバリのカスタムヴィークル。


二日連続にして2回目の同卓となるhideさん。先日のギラギラしたキャラとはガラリと変わって、頭の悪い、ド派手なキャストで参加です。
ヴィークル持ちという特性を上手く利用して、全員合流時の脚になって…居たのはいいんだけど、流石に4人乗りは乗りすぎじゃないかと。
…そして、さらに一人追加しようとするなよ!一般人だぞ??雑技団じゃないんだぞ〜!!…というツッコミは空の彼方へ吸い込まれていったのでした。

PC3:”人魚姫リトル・マーメード”小野寺 里美(PL:俺) 年齢:14歳 性別:女性
スタイル:ハイランダー◎●、バサラ、マヤカシ:プロフェット

ウェブの海を自由に泳ぎまわる人魚姫のアイコン。それが彼女だ。お供の銀色イルカ、サポートAIの”カイルくん”を従え、今日もオモシロそうな事件に首を突っ込む。
その正体は、僅か14歳の少女。幼い頃にトロンに対する高い適正を周囲に見出されたが、実はその力は普通のニューロとは違う力だった…。


ニューロ枠に突っ込むのにニューロが入っていない!という超変化球。と思いきや、今回は変化球で言えば大先輩に当たる「アストラルスタイルの入っていない魔術師」を持つ、hideさんがいらっしゃるではないですか!(笑
とは言っても。変化球の欠点が今回はモロに出てしまったと感じました。稼動始めの頃は気をつけていたことが、慣れるにしたがって気にしなくなっていたようです。
これを機に、反省せねば…。
真のスタイルは「ニューロ◎、マネキン●、カブキ」というもっぱらの噂。

PC4:“ラピスラズリ”綾瀬 夏海(PL:フクモリ さん) 年齢:26歳 性別:女性
スタイル:カリスマ:アジテーター●、トーキー◎、ニューロ

敏腕弁護士だった父親を目標に、必死で勉強し弁護士の資格を取った。しかし、その父親が事実無根の報道で社会的に抹殺されてしまい、「正しい報道」を目指して報道の道へと進路を変更した。
「報道は伝える場であって裁きの場ではない。人を裁けるのは法のみだ」という信念を元にした記事は、デスクからの評判は余り良くないようだが、アナウンサーやインタビュアーとしての腕前はかなりのものである。


この人がココに居れば怖いことは無い!ってぐらい安心できるフクモリさん。
実はこのアクト、彼女にはRLも知らない、PLですら半ば忘れかけていた因縁が、重要ゲストとの間にあったのでした。その衝撃の真実とは…?

RL:RIKI-O さん
ガチ系ヒロインロールに定評のあるRIKI-Oさん。巷では「カテゴリーT」に並べ評され、「カテゴリーR」が新設されたとか言うのは既に古い話。
今回は、らららオフの為に初の自作シナリオを引っさげて、テストプレイに望まれたようです。
善悪が解りやすいゲストロールはやっぱり有難いです。



旧作からのN◎VAファンには嬉しいアマデウス。最近では、クロニクルでも取り上げられて、新規ユーザーの認知度も上がっている超有名ゲスト。
その名作「Worman from Mars」に隠された謎を追えという素敵なアクト。
その事件に、幾多の重要ゲストが絡み、それが織り成す様は…ごめんなさい。俺の言葉じゃ上手く伝えられないわ…OTL


コミカルでありつつも、シリアスで。しっかりとやるべき事も見えているのでとても安心して遊べたシナリオでした。
実はこのアクト、当日の完成度が70%程度だったそうです。前日に、急いで出来て無い部分を補完したんだとか…。お疲れ様です。


セッション後は、ファミレスへ移動。天色在人さんもらららオフようのテストプレイをしていたようで。
近い席になって途中人の行き来がありましたが。
お互いの伝説的プレイを語り合う面白い雑談タイムとなりました。…あ、もちアクトの反省もしましたよ?


それでは、恒例のアクトダイジェストです。
以後、ネタバレ注意のため、気をつけてお進み下さいませ。
今回は、特に。後ろに苦い文章を加えてあります。心してお進み下さいませ。


・恒例のストリートで絡まれる少女。助けてみれば、地雷女(ハイランダー◎)「何をするんですか!あの人たちは私に親切に道を…」…地雷にも程があるっ!!
・「人を探してるんです。お母さんです。火星人です。」プラチナムを差し出して必死に訴える少女に、頭を抱えるフェイト。
・届けられた恩人からの遺言。そこには「残された妻に渡して欲しい」という伝言と、封をされたメッセージ。そして、少々の謝礼。「勝手に遺言なんて、許さないんだから」眠る相棒を叩き起こし、人魚姫は電子の海へ飛び出した。
・激甘なコーヒーと共に切り出される仕事。「アマデウスの20周記念特集」として受けた仕事は、とある名曲のモデル探し。「存在するならそれで目玉、存在しなくてもそれで目玉」…九条さんでも言いませんよ、そんな無茶なこと!!(笑
・「助けてくれ、女に追われてる!」珍しく慌てる火星人。「あなたに会いに火星から来たの。」と詰め寄る女性。突如ふと掻き消える女性の正体は?
・「何が聞きたい?今なら一つ分答えられるぜ」「今は運転中だ、1つぐらいしか質問できない。」超メタ発言。
・「ところで、何で追われるようになった?」「こんな仕事を請けたからだ」取り出したのは1枚のデータ『火星人から火星人へのメッセージ』。「メチャクチャお前の問題じゃないか!」だが、ダチの頼みは断れない。
・「足で稼ぐが、ついてこれるか?」母探しに同行すると主張した少女は「はい」と力強く答える。――10分後――喫茶店でクタる少女。
・偶然喫茶店に入る火星人と逃がし屋。「ヒッヒィ!」探偵と一緒に居る少女を見て、思わず驚き飛びずさる火星人。
・信号待ちで偶然知り合いを見つけたジャーナリスト。…あれ?一つのビークル(バイク)に4人乗ってるよ?…んで、さらに人を乗せようとするか、この人らはっ!! シーンに登場して無い人「ロボタク使えば良いでしょうが!」
・突如DAKに現れる人魚姫。「誰だ?」そりゃー、不審人物ですよなぁ、フツウ。
・届け物の帰り道、突如死んだはずの男が現れる。「メッセージを返して欲しい」「もう渡しちゃったケド?」…でもさ、明らかにアヤしくない?コイツ。
・光に憧れ続けた闇の男。光ある場所に立とうとし、光を闇へ落とし、自分が光を浴びようとした。
・取材対象に接触。出されたのはブラックの苦いコーヒー。「火星人に会いに行くんだ、付いてくるかい?」「奴が連れているフィスラー家に会いに行くのさ。」「フィスラー家?」どうやら、過去に因縁があるらしい。…誰も知らなかったが…。
・到着の探偵御一行様。感動の再会の母子…の筈が、何か様子がおかしい。
・「私は娘を母親に会わせるために来た。会わせるのはエージェントじゃない」「私も子供に会いたいが、エージェントに会いたいわけではない」利害の一致した探偵と母親。
・再登場の謎娘。「私はカーロスに会いに来たの。火星から来るのに道に迷っちゃって♪」「んなわけあるかっ!(一同総ツッコミ)」「そのデータ、私にくれないかな?」既に会話が通じてないっぽい。
・お色直しの間、カフェで情報交換。その途中に突如メッセージ「主人がN◎VAに来てるの。会いに行くわ」。…しまった!後手に回ってしまった!!
・「お前を母親の所へ連れて行く。そのために本当のことを思い出すんだ。」《真実》全てを思い出した少女は再び依頼する。「私をお母さんに会わせて下さい。」
・現れたクロマク。それは、愛する人の名を語った極悪非道な奴だった。…僅かな願いを賭けた女性の気持ちを踏みにじり、高笑いする悪漢。許すまじ!
・《天変地異》Type-Marsを構えたトループを一網打尽。逆電流で焼き殺す。
・バイクからおもむろに降り立ち、拳を振り上げる《突破》「スーパーデラックス……ワンダフルクロワッサンパーンチ!!*1」ド派手なエフェクトと共に殴り飛ばされるトループ達。
・「今からお前は火星に飛ぶ!」「今時そんな催眠、子供でもかからないわよ《守護神》」
・《とどめの一撃》飛んできた凶弾を、その前にかわした弾丸に乗り、避ける。超曲芸走行「秘儀、銃弾乗り!」《脱出》
・《神の言葉》「仲間を殺したお前を許さない。お前はあ…」全ての言葉を言い終える前に、ビルを殴った音でかき消す。《天罰》
・《死の一撃》脳を揺らす一撃。身体を傷つけず、意識だけを断ち切る。《チェンジ》そこに倒れていたのは、生死不明になっていた、父親が姿を現す。
・父・母・子。感動の再会。長い時を経て、親子3人がささやかに、幸せに暮せる時間が訪れる。
・悲しき嘘で固められた恋の歌。その歌が鍵となって、封じられていたデータが開く。それは、フィスラー家にとって外に出してはいけないデータ。
・《ファイト!》《不可蝕》「カーロス、アフターケアはしないのか?」「まかせろ、万全だぜ」「また、フィスラー家に睨まれちまったな」「そんときゃ助けてくれよ」笑い合う、男の友情。
・光ある身体に入れ替わり、のうのうと逃げようとした男。だが、そうは問屋が卸さない。《天罰》重要情報をリークした犯人だと公開し、再び闇の世界へ突き落とす。
・赤い土の地で、再び恩人に会う。「Hallow Word!(ようこそ、自由の世界へ。おめでとう。)」祝福のメッセージを残し、人魚姫は海へ帰る。
・《電脳神》電子の鎖に繋ぎ、電脳の闇へと閉じ込める。「15年ぐらいあれば抜けられるんじゃないの?」再び広がる闇に、絶望の表情を浮かべる男。
・《暴露》一度は世間に引き裂かれたが、再び集った家族の愛の物語を、真実の歌詞と共に。軌道愛ブームが起こる。
・取材の内容に満足し、再びミルクたっぷりの甘いコーヒーと共に出されたのは新しい歌のモデル探し。「キューカンバー・プリンってご存知?この歌にも…」
・家族が揃って暮せるようになり、ささやかな幸せを手に入れた少女。お礼を伝える為に、再び探偵のもとを訪ねる。…そしたら、またプラチナムって、何さ〜〜!!(貧乏探偵の叫び)

最後に、ちょっとだけ苦いことを。主に自分に向けてですが。
気心が知れた人と遊ぶというのは、それだけで楽しいものです。安心して自分のネタを繰り出せるし、相手から繰り出されるネタをしっかりと拾える。
ただ、それ「だけ」にしてしまうと、それは単なる「身内プレイ」となり…特に、その輪に入れない人からは疎外感を受けます。
盛り上がるのは良い事です。楽しくないセッションよりは、楽しいセッションの方が絶対に良いですから。
ただ、それにより疎外感を受ける人を放置してしまったら、その相手には苦痛以外の何も残らないと思います。やるなら良い。だけど、そのフォローはしっかりした方が良いんだと思います。


そして、行動の宣言というのは大切なんだなと。
今回、不幸な行き違いで、自分のキャラがスムーズに合流できず、孤立。単独進行することになりました。
情報としても重要な関連性が見出せなかったので、「どこかで合流できる良いタイミングがあれば…」ぐらいに思って、無理な登場を避けました。
それがしっかりと伝わらなかったのでしょう。情報の確認をしていた時に「情報を抱えてる」と名指しを喰らってしまいました。
思っても居ない指摘に、ムキになって反論してしまった自分はどうしようもなく悪いでしょう。
その上で、「合流したいけど、ここでは辞めた方が良さそうだね」という宣言を怠った、そして、情報に関連性が無い為に、早急の合流の必要性を感じなかった旨を、全体に伝えなかった事から、誤解を生んでしまったんだと。
…もう一つは、自分がPLとして周囲の信頼を…「今は合流してないけど、必要になれば合流してくれる」という信頼を得られていなかったのも、きっと大きな要素なんでしょうね…。

*1:全部聞き取れませんでした。それ以上に、誰も2度目以降に正しい名前をいえませんでした。