風尾瞬の雑記帳

ほぼ、記録を置いてあるだけの場所

TRPGはプロレスだ!?

今日、セッションをやっている最中の一コマ。

俺@GM:
 戦闘中ですが、ここでイベント入れます。敵NPCがここで一言叫びます。
PL1:
 じゃ、煩いんでそのNPCを撃ち殺します。
俺@GM:
 OK。それじゃ、そのNPCは死んでしまうがいいかな?(PCからOKが出た)
 なら、次は別のNPCがこの位置へ移動します。
PL1:
 それも煩いんで撃ち殺します。
俺@GM:
 (それは、イベントを受け入れないということか)
 なら、そのNPCも死んでしまうよ。イベントはここで終了。
 さぁ、通常の先頭処理に入ろうか。

というわけで、さっくりとプレイヤーにイベントシーンを壊されてしまいました。
この後、このイベントを通過することで助かる予定であったヒロインが死亡し、
プレイヤーから「後味悪すぎる」と非難を受けましたが。


正直な話。イベントシーンというのは、PC・NPCの見せ場だと思っています。
ということは、その見せ場に対しては、盛り上げるように手伝うのは良いとして、
見せ場を壊すのはどうかと思います。


TRPGというのは、見せ場と見せ場のぶつかり合いではないのでしょうか?
自分の見せ場をぶつけて、相手の見せ場を受ける。
なんか、プロレスみたいですね。


このプレイヤーは
「このキャラは殺し屋なんだから、殺すのが当たり前。
 そんな戦闘シーンで無防備になったターゲットは速やかに殺すのが当たり前(リアル)だろう」
とおっしゃいました。
確かに、リアルも大切でしょう。
リアルがなくなっては、臨場感が薄れてしまいます。
ですが、見せ場がなければ、盛り上がりもありません。
少なくとも、イベント発生を宣言した時点で「ココは見せ場だ」と宣言しているわけですから。
例え殺すにしても、ひとしきり見てからでも遅くはないのではないでしょうか?


これでは、相手にやりたいことをやらせずに、自分のやりたいことだけを通す。
そんな、マスターがやったら非難を浴びるような行為を*1やっているのと変わらないんではないでしょうか?

*1:実際にやって、浴びたことが多々ある